wonder frog

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Limi Zoe
New Bone Walker

Limi Zoe
one eye grow color type

日常生活する地面の下、地中の奥深く、すっぽり空洞になったところには地面の裏側世界が広がっている。そこは死者の世界、地上で死んだもの全てが集まるところ。功績のあるものは天に召され、大罪を犯したものはマグマの藻屑となる、その振り分けが行われるところ。数多くの使者の棺桶が順番を待っている。そんな裏側世界で不思議なことが起きていた。それは死の記録を管理している書記の死神たちによって審判の死神ホイールに伝えられたことから始まる。「お伝えいたします。最近の死の記録を見るとエンドのチェックが入った命が再び息を吹き返したような痕跡が見られます。」
この不思議な裏側世界でも受け入れがたい生き返りが起きているというのである。
「書記よ。記録ミスではないのか!?死の宣告からは誰も逃れることはできないのだぞ?」
「はい。たしかにルールは承知しております。ただ、原因はわかりませんが、たしかに幾人かが命の火を吹き返しているようです。」
書記の報告を聞き終えた死神ホイールは地上で起こっている現象を検証するため、ひとりの死神を送ることを決め、黒い死神を呼びつけた。「死の宣告を行う黒の死神ゾーイよ。再び命の火を灯した生き物たちを検証し、なぜ生き返っているのは報告せよ。生き返った生き物たちは無理に命の火を消さずともよろしい。その後どのように生きて火が消えるのかも観察せよ。」
裏側世界の審判長からの厳しい命令を受けた黒き死神リミ・ゾーイは、地上へ上がるための蝸牛のような螺旋洞窟を登り地上へとやってきた。
「はあ。まったく、なんて暇なやつがいるんだろう。消えたろうそくに火をつけて回っているやつがいるってことか?めんどくさいが、死神や天界以外にそうそう火なんかつけられないのだから、不思議は不思議。仕方がないからやつらをみて回るしかないな。」
影の中を溶け込むように移動しながら、面倒くさそうに愚痴をこぼしていた。
「さて、この辺で生き返ったヤツは…、ああ、あいつか。」
影の中から民家に一人のガイコツを見つけた。ランプ・ニコである。いっぽう、黒いガイコツが影の中をゆらゆら移動していることに気づいたランプ・ニコは、それが死神だと思い出し、あわててどこかに隠れようと家の前の庭でわたわたしている。
「おいおい、オレはもうお前の影の中にいるんだけれど、どこか出かけるのか?」
影の中から上半身を出し、ランプ・ニコの頭をつかんだ。
「今は命をとりに来たんじゃないのよ。おまえさ、何で生き返ってるの?それを調べに来たのさ。それとももう死にたいとか思ってる?それなら遠慮なく命の火、消させてもらうけど。」全身がカタカタ、ガクガクしているランプ・ニコに話を続ける黒い死神。
「まあ、死にたくなったら、ゾーイ様って呼べばいつでもあっさりと火をけしてやるからな。しかし、おまえ、何で光ってるんだよ。触った手がぴりぴりして気持ち悪いんだけど。」
黒い死神が恐ろしくてたまらない気持ちを押さえつつ、ランプ・ニコは精一杯大きな声のつもりで小声でしゃべった。
「ボクは生きたいと思ってるんです。か、かえってく、く、ください。」
頼りない精一杯だった。
「ふーん。生きたいんだ。ガイコツなのに?お前変わってるねー。まあ、面白い。オレは生き返ったヤツをみんな見ているからな。何かあったらやってくるぞ。死にたくなったらゾーイ様だぞ。」
そう言い終えると、黒い死神はランプ・ニコの影の中から消え去り、アタリから気配を消した。
「裏側世界より退屈しないくいいかもな。しかしあいつピリピリ変わってるなー。」
黒い死神リミ・ゾーイの地上調査生活が始まったのである。

Item Numbern02
Item NameLimi Zoe
Price70.00 USD

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